第1回りぼん新人まんが賞発表号。牧美也子、わたなべまさこの両氏は1960年代中盤から終盤にかけて、『りぼん』の看板漫画家として途絶えることなく人気連載作品を発表した。1970年代に入ると少女漫画で描かれる物語は大きく変貌し、追随するように漫画家陣の入れ替わりも顕著になった。1970年代初頭の『りぼん』を支えた漫画家、一条ゆかり、もりたじゅん、弓月光はこの号で発表の第1回りぼん新人まんが賞に準入選・佳作入選が契機となりデビューした。
新春におくるりぼん2月特大号はこれ‼︎
①特製モヘヤのミニミニバック ②お花のカーディガンクリップ ③新案立体きせかえおしゃれセット ④松尾先生がおくる130ページの長編バレエまんがの決定版です!カラーシリーズ 「白鳥」 ⑤古賀新一先生のこわい漫画‼︎「 のろいのこぶ少女 」⑥マスコットびんせん ⑦マスコット封筒
掲載作品
わすれな草
スイート・ラーラ
5年ひばり組
ミッチとマー坊 新連載
へんな子ちゃん
わたなべまさこ
北島洋子
巴里夫
水沢まり子
赤塚不二夫
お姉さんの舞扇
ドンキッコ
白い花のように
道ふたつ
田中美智子
石森章太郎
竹本みつる
牧美也子
1967年度 第1回りぼん新人まんが賞発表‼︎
準入選 弓月光「ジェムと10億ポンド」・藤本典子(一条ゆかり)「雪のセレナーデ」・森田じゅん(もりたじゅん)「マイ❤︎エンゼル」
一条ゆかりは3月号でデビューしたのち、翌年の1月号から「恋はおてやわらかに」を連載。弓月光は4月号でデビューしたのち、同じく翌年の1月号から「にくいあんちきしょう」を連載。両氏ともに、1970年代『りぼん』の看板漫画家として多くの連載作品を発表した。
わすれな草 新連載 わたなべまさこ 27頁(4色4+23)
ふたりの美しい少女がおりなす波乱にみちた愛と悲しみの物語・・・
わたなべまさこ『りぼん』連載作品
お山のおくの物語 1960年09 – 1961年03月号
おかあさま 1961年04 – 1962年12月号
カメリア館 1963年01 – 1963年10月号
王女ミナ子 1963年12 – 1965年03月号
花の館 1965年07 – 1966年07月号
ねむの木の子守歌 1966年11 – 1967年08月号
わすれな草 1968年01 – 1968年08月号
パパは恋人 1969年04 – 1969年08月号
スイート★ラーラ 北島洋子 27頁(4色4+23)
5年ひばり組 巴里夫 33頁(4色1+32)
ミッチとマー坊 新連載 水沢まり子 16頁
混血のお手伝いさんミッチと、ひねくれっ子マー坊がまきおこす涙と感動のまんが
へんな子ちゃん 赤塚不二夫 2頁
おねえさんの舞扇 読切 田中美智子 24頁
ドンキッコ 石森章太郎 13頁
白い花のように 竹本みつる 31頁
道ふたつ 牧美也子 24頁(4色折込1+23)
牧美也子『りぼん』連載作品
マキの口笛 1960年09 – 1963年04月号
りぼんのワルツ1963年05 – 1964年12月号
虹にねがいを 1965年02 – 1966年11月号
道ふたつ 1967年01 – 1968年02月号
銀のかげろう 1968年04 – 1968年12月号