『少年ブック』 1965年(昭和40年)6月号 集英社発行
豪華連載陣 巻頭の2大テレビアニメ化まんがから、巻末を締める名作まで
本号は手塚治虫『ビッグX』と吉田竜夫『宇宙エース』の2大テレビ作品が巻頭を飾る。さらに横山光輝、ちばてつや、川崎のぼる、望月三起也ら常連組が誌面を固め、巻末は白土三平の『真田剣流』が重厚に締めくくる豪華な布陣である。
圧倒的なボリューム 人気連載の象徴、5大「別冊付録」
本誌から別冊へと読み継ぐスタイルは当時の少年月刊誌の真骨頂であった。『ビッグX』『宇宙船レッドシャーク』『ファイト兄弟』『宇宙エース』『大平原児』の人気5作品が別冊付録で並び、当時の本誌の勢いと圧倒的な娯楽性を物語っている。
時代の先取り 少年たちの心を掴んだ、イチオシの組み立て付録
1970年の大ブームに先駆けて登場した組み立て付録「ボウリングセット」。ピン6本とスコア表を付け、いち早くトレンドを子どもたちに届けた編集部の高いサービス精神が光る。
ビックX
宇宙エース
宇宙船
レッドシャーク
大平原児
ファイト兄弟
少年ジャイアンツ
手塚治虫
吉田竜夫
横山光輝
川崎のぼる
貝塚ひろし
ちばてつや
なんでもやろう
アカツカくん
ジャングルキング
コン平党
敵中突破
真田剣流
赤塚不二夫
川崎のぼる
森田拳次
望月三起也
白土三平

ビックX 手塚治虫 6頁+別冊 1963/11 – 1966/02
ナチス・ドイツの秘密兵器「ビッグX」によって鋼鉄の体を持った少年が、悪と戦う巨大ヒーロー・アクション。
第2次世界大戦中、ドイツに呼ばれた朝雲博士は、ヒトラーから新兵器ビッグXの研究に協力を求められた。しかし、ビッグXの完成を恐れた朝雲博士は、共同研究者のエンゲル博士と共に、わざと研究を遅らせる。そしてドイツの敗戦まぎわに、息子・しげるの体に、ビッグXの秘密を書いたカードを埋め込み、ドイツ軍に銃殺された。
それから20年後、東京で暮らすしげるの体からカードが見つかったが、そこへナチス同盟と名乗る組織が現われ、カードを奪って、ビッグXを完成させてしまう。ナチス同盟には、エンゲル博士の孫のハンスがいた。そして完成したビッグXの正体とは、人間の体を途方もなく強く大きくする薬だった。しげるの息子・昭(あきら)は、ビッグXを取り戻し、世界征服をたくらむナチス同盟とハンス・エンゲルに敢然と戦いを挑む。〈TEZUKA OSAMU OFFICIAL〉

宇宙エース 吉田竜夫 7頁+別冊 1964/07 – 1966/05
宇宙の片隅に、天変地異によって滅びようとしているパルームという星があった。パルーム星人たちは宇宙船団を組み、新しい星を求め一斉に旅立つのだった。ところが、ワンパクな少年エースは自分のイタズラが災いして宇宙空間に放り出されてしまう。やがて、長い眠りから目覚めた場所は、なんと地球だった!
~第四話「電送魔神の巻」~
エースと世界中の科学者を乗せた旅客機が、謎の戦闘機編隊に襲撃された!旅客機はヒマラヤ山脈に墜落するが、エースの活躍で科学者たちの命は守られるのだった。しかし、安心したのも束の間。救助を待つエースの前に巨大ロボットの追っ手が出現。激しい戦いの末、エースは奇妙な機械で独裁者が支配するロンコン国に電送されてしまう。〈マンガショップ〉

宇宙船レッドシャーク 横山光輝 6頁+別冊 1965/04 – 67/03
〜疫病神ジャックの巻〜宇宙学校を出たばかりの若者、一色健二は、宇宙軍101基地で、パイロットになるためのテストに合格した。初飛行は疫病神ジャックことジャック・ローレイ大尉率いるレッドシャーク号で、調査隊を土星の衛星タイタンに送り届けるという任務だった。無事タイタンに到着し調査隊をおろしたのだが、タイタンに着陸した面々は、手伝いのために同行したジャック船長も含め全員が伝染病にかかってしまう。誰かがこの事実を地球に伝えなければならない。唯一船内に残って罹患を免れた健二は、今度は自らが疫病神の汚名を着ることを覚悟してただ一人、地球へと旅立つ・・。〈横山光輝 official Web〉


大平原児 川崎のぼる 8頁+別冊


ファイト兄弟 貝塚ひろし 11頁+別冊


少年ジャイアンツ ちばてつや 26頁


なんでもやろうアカツカくん 赤塚不二夫 15頁


ジャングルキング 川崎のぼる 19頁


コン平党 森田拳次 15頁


敵中突破 望月三起也 29頁



真田剣流 白土三平 33頁


【資料に関する注記および謝辞】
『少女フレンド』1965年(昭和40年)6月号 集英社発行 価格180円 全318頁(裏表紙2頁除く)
※本ページに掲載している画像および作品情報は、運営者が所蔵する当時の現物雑誌より引用・複写したものです。
※掲載作品の著作権は、各著作者および発行元である株式会社集英社に帰属します。
本誌には、手塚治虫、吉田竜夫、横山光輝、貝塚ひろし、ちばてつや、赤塚不二夫、川崎のぼる、森田拳次、望月三起也、白土三平、(※掲載順/敬称略)の、日本の漫画史に不滅の足跡を遺された巨匠たちの気鋭の作品が多数掲載されています。
戦後日本の児童文化・漫画文化の礎を築き、今なお色褪せない感動を私たちに与え続けてくださる偉大な漫画家の方々と、当時の熱量をそのままに素晴らしい雑誌を世に送り出された出版元に、深く敬意と感謝の意を表します。
各漫画家のプロフィールは、当方が所蔵する当時の雑誌情報、および株式会社小学館発行『現代漫画博物館1945-2005』を参考資料にして、独自に内容を再構成して掲載しています。

