連載&読切まんが











竹本みつる、西奈貴美子、あすなひろしによる読切3作品掲載号である。なかでも、あすなひろしの「おどり子人形」は注目作品である。あすなひろしは1961年に『少女クラブ』と『少女ブック』で二誌同時デビューし、多数の作品を発表した後、2年間の休筆期間を経て、1964年の『りぼん』お正月大増刊号にて、画風を一新した「みどりの花」を発表し再デビューした。掲載作「おどり子人形」も、繊細かつ華麗な描画が印象的な佳作として記憶される一編である。
また、山根赤鬼の「かのこちゃん」が本号で最終回を迎えている。本作は1956年6月号に連載を開始し、8年2か月にわたる長期連載作品であった。
そのほかの連載陣には、牧美也子、赤松セツ子、望月あきら、手塚治虫といった人気漫画家が名を連ね、いずれも誌面の充実ぶりを示す好評作を発表している。

これまでのお話・・・ゆう子は、パパとママといっしょにくらせるようになり、やっとしあわせな日を送るようになりました。そんなある日のこと、ゆう子のならっている花園流のライバルの、若草流の家元の孫のルミのかえ玉として病気の家元の前で、おどってほしいとたのまれたのでした。ゆう子は、パパやママの反対をおしきって、ルミのかわりにおどったのでした・・・ところが家元の若草源之助は、かえ玉をみやぶったばかりでなく、もっとふかい秘密をしっているようです・・・


ひとりぼっち 牧美也子 24頁(4色8+2色8+8)

あたらしい読者のために・・・ママはアンヌをおいてすがたをけしてしまいました。広岡のおじさまとデイトをやくそくしたアンヌは、撮影所から家へもどるとちゅう、町の中でママのすがたをみかけましたが・・・


しあわせの星 赤松セツ子 13頁(4色4+9)+別冊

あたらしい読者のために・・・ミドリはほんとうは、なぎさとふたごのきょうだいでしたが、わけがあって、生まれてすぐ、鳥取の五助じいさんの家にひきとられました・・・。それから十一年、ミドリはげんきないなかの少女に成長しました。ある日のこと、東京のおきよさんから電報がくると、それまでミドリにつらくあたっていたおかあさんが、なぜかミドリにやさしくしてくれるのです。そして・・・


海の星山の星 望月あきら 8頁(2色4+4)+別冊

あたらしい読者のために・・・ジュラルミン大公に国をうばわれたサファイヤは、リボンの騎士となのって活躍をはじめました。でも、魔女やジュラルミン卿たちのために、さんざんなめにあいます。そのとき、とつぜんあらわれてすくってくれたのが、海賊船の船長ブラッドでした。ブラッドは、リボンの騎士をたすけてジュラルミンをこらしめようと計画しました。


リボンの騎士 手塚治虫 16頁(2色8+8)

浜辺の歌 読切 西奈貴美子 27頁
はじめて知ったママのひみつ・・・山そだちの少女ユミと海岸の別荘の少女マリの美しくかなしいお話!すぐよんでね!


ふたりの夏まつり 読切 竹本みつる 16頁
夏まつりの日に秋ちゃんをさがしにきた人は?おさななじみのふたりの少女の胸をうつすてきなお話。






おどり子人形 読切 あすなひろし 16頁

ユカの窓 最終回 松尾美保子 16頁
夢と希望にむねをふくらませていたユカに、あの雨の夜、とつぜんかなしみが・・・。


かのこちゃん 最終回 山根赤鬼 8頁


ものしり博士 富士山 NHKテレビ「ものしり博士」から 4頁
今月の「ものしり博士」は、日本一高い山、富士山のお話です。

