









『ぼくら』において、組み立て付録は誌面の人気を支える大きな要素であった。次号の付録「スーパー電子頭脳」は、問題が記されたカードを本体の隙間に差し込み、解答の番号を押し下げる仕組みとなっている。正解を選択すると、内部のギミックが連動して前面の円盤が勢いよく回転する仕掛けであり、当時の読者の関心を集めた。
こうした組み立て付録の分野では、競合誌である光文社の『少年』が高い評価を得ていた。同誌は多種多様なギミックを用いた付録を継続的に展開しており、両誌は付録の独創性を競い合うことで読者の支持を広げていた。

「風のフジ丸」が牽引する『ぼくら』の第二黄金時代
1964年の連載開始以来、またたく間に看板作品となった久松文雄の「風のフジ丸」。テレビアニメとの強力な連動により爆発的人気を博した本作は、月刊誌『ぼくら』の黄金期を決定づけた。
本号(1965年2月号)は、その「フジ丸」に加え、東映動画初のテレビアニメ「狼少年ケン」、そして新番組として期待を背負った「宇宙パトロールホッパー」が誌面を飾る豪華布陣。まさに昭和40年代のキャラクターブームを予感させる一冊である。



口絵 現代の空中空母
B5見開きの口絵とB5見開きの中にB5×1/2サイズを16頁綴じ込んだ珍しい絵とき特集「1000人のり大飛行艇」

昭和41年2月号付録 B6版64頁

昭和39年4月号付録 B6版64頁

昭和41年8月号付録 B6版66頁

昭和41年3月号付録 B6版66頁

なげろ健一 辻なおき 7頁と別冊付録
いよいよ健一たちのプロ野球チームができるぞ!なげろ健一Z魔球を!

昭和39年9月号付録 B6版130頁

昭和40年1月号付録 B5版74頁

アニメと連動し、時代を創った『ぼくら』のコミカライズ戦略 現代では漫画のアニメ化が主流だが、当時はテレビ番組の放映と同時に雑誌で「コミカライズ」を発表するのが一般的であった。その先駆けとなり、『ぼくら』に大きな勢いをもたらしたのが東映動画(現・東映アニメーション)制作のアニメ作品群である。 まず読者の熱狂的な支持を集めたのが、テレビアニメ第1弾『狼少年ケン』。ユーモア漫画で定評のあった伊東章夫が手掛け、誌面を彩った。続く『風のフジ丸』は、アニメのキャラクター設定にも携わった当時弱冠21歳の久松文雄を起用。編集部が直接連載を依頼したことで、アニメと漫画が密接にリンクした傑作が誕生した。 本号には、これらに続く第3弾『宇宙パトロールホッパー』のコミカライズも掲載。人気アニメとの強力なタッグにより、『ぼくら』はより魅力的でエネルギッシュな誌面へと進化を遂げていった。
少年忍者 風のフジ丸 久松文雄 原作:白土三平 制作:東映動画 7頁と別冊
東映動画(現・東映アニメーション)のテレビアニメ第二弾として企画された「風のフジ丸」は、白土三平が『週刊少年マガジン』に連載した長編作「風の石丸」が原作の一部となっている。
それを手にしたものが天下を制すという「竜炎の書」をめぐり、風魔一族に育てられたフジ丸をはじめ、諸大名の忍者集団が血で血を洗う争奪戦を繰り広げる。

狼少年ケン 伊東章夫 制作:東映動画 20頁
かっこいいケン。かわいいチッチ・ポッポ。しっぱいばかりするブラック。さあ、日本一の『狼少年ケン」をよもう!

宇宙パトロールホッパー 井上秀沖 提供:東映動画 4頁と別冊
ホッパー星のエラン水をねらう武装地球人たち!ゆうかんにたちむかうジュン、がんばれ!

やお屋のかぼちゃん 森田拳次 8頁
それいけ、やれいけ、みんないけ。おふろでおこした大騒動!ゆかいなかぼちゃんは、今月も大ハッスル。

よたろうくん やまねあかおに 13頁
日本一の人気もの よたろうくん!スキー場でだいかつやく!さあ、よもう。

めがねのつるお 藤子不二雄 14頁
めがねをかけたら、ばっちりハッスル。僕らのつるおくん、さあ、がんばれ!

スチームくん 飯塚よし照 3頁
ほんとうにいるロボット、スチームくんがまきおこす、ゆかいな物語!

ミュータン島 楠たかはる 原作:宮崎つとむ 24頁
とつじょ、あらわれた空とぶ怪物が、正男たちにおそいかかる!はたして、三人はたすかるか?

ひみつ戦艦 男爵艇 金山明博 原作:中沢昭二 29頁
秘密戦艦 男爵艇は、敵ハーケンがうちだした水中ミサイルにとっしん!はたして、どうなるか?

モンスターランド ゴジラのなかま
怪獣ものしり 今月は映画に登場した、日本・アメリカ・イギリス・ソ連を代表する、大怪獣のせいぞろい。

