昭和39年9月号付録 B6版130頁
昭和40年1月号付録 B5版74頁
アニメと連動し、時代を創った『ぼくら』のコミカライズ戦略
現代では漫画のアニメ化が主流だが、当時はテレビ番組の放映と同時に雑誌で「コミカライズ」を発表するのが一般的であった。その先駆けとなり、『ぼくら』に大きな勢いをもたらしたのが東映動画(現・東映アニメーション)制作のアニメ作品群である。
まず読者の熱狂的な支持を集めたのが、テレビアニメ第1弾『狼少年ケン』。ユーモア漫画で定評のあった伊東章夫が手掛け、誌面を彩った。続く『風のフジ丸』は、アニメのキャラクター設定にも携わった当時弱冠21歳の久松文雄を起用。編集部が直接連載を依頼したことで、アニメと漫画が密接にリンクした傑作が誕生した。
本号には、これらに続く第3弾『宇宙パトロールホッパー』のコミカライズも掲載。人気アニメとの強力なタッグにより、『ぼくら』はより魅力的でエネルギッシュな誌面へと進化を遂げていった。
少年忍者 風のフジ丸 久松文雄 原作:白土三平 制作:東映動画 7頁と別冊
東映動画(現・東映アニメーション)のテレビアニメ第二弾として企画された「風のフジ丸」は、白土三平が『週刊少年マガジン』に連載した長編作「風の石丸」が原作の一部となっている。
それを手にしたものが天下を制すという「竜炎の書」をめぐり、風魔一族に育てられたフジ丸をはじめ、諸大名の忍者集団が血で血を洗う争奪戦を繰り広げる。