りぼんカラーシリーズ21は『りぼん』誌上で、長期に渡って巻頭まんがを描いた牧美也子作品。本作の発表は、「りぼんのワルツ」1963年5月号 - 1964年12月号の連載が終了した翌月、1965年1月号である。続く連載は、「虹にねがいを」1965年2月号 - 1966年11月号であった。キリスト教が禁教になり、迫害を逃れてたどり着いた地で信仰に生きる人々の愛を描いた佳作。『りぼんカラーシリーズ』はB6版、130頁の別冊ふろくの体裁を定番としていたが、中に三作イレギュラー作品がある。「火の花の丘」はその中の一作であり、100頁の作品であった。