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『少年ブック』1964年(昭和39年)6月号

手塚治虫作品 「ビック X」 掲載中の少年ブックである。この号、「ビック X」 は別冊付録のみの掲載であるが、B6版116頁の分厚い別冊である。当時、B6版別冊付録の頁数はそのほとんどが26頁から66頁程度であったのに対して、116頁で、それが手塚治虫作品であったのは、『少年ブック』の読者獲得にもつながった。
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『なかよし』1961年(昭和36年)12月号

この号は連載まんがの最終回が多く、連載作品15作中、11作が最終回である。翌月号は連載まんがの刷新と新年特大号という、一年で最も読者の購買意欲が高まる号とあって、ふろく予告ページと新連載まんが予告ページに、いつにも増して力を入れている。表紙モデルの小橋玲子はテレビドラマ「パパ起きてちょうだい」のレギュラー出演や、1968年放送の「怪奇大作戦」にSRI所員の紅一点・小川さおり役でレギュラー出演した。
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『日の丸』1960年(昭和35年)3月号

月刊少年漫画雑誌『日の丸』は集英社から発行されていた。1958年に既刊の『幼年ブック』を改題して創刊し、1963年2月号で休刊になった。形の上では幼年誌であったが、少年誌と掲載漫画の種類の区別は特につけられておらず、刊行中は横山光輝「くれない頭巾」「少年ロケット部隊」、益子かつみ「さいころコロ助」、手塚治虫「ナンバー7」、桑田次郎「ベビーテック」、松本あきら(零士)「ララミー牧場」、石森章太郎「テレビ小僧」などの人気連載漫画を掲載し、休刊時連載作品の一部は『少年ブック』に引き継がれた。
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読切 母の呼ぶ歌 藤子不二雄

少女雑誌掲載の藤子不二雄作品は極めて少なく、発表誌は殆どが光文社発行の『少女』で、期間は1954年(昭和29年)から1957年の3年強と短期間であった。本作は『少女』連載の「ゆりかちゃん」(1954年12月号 - 1955年9月号)終了の翌月に発表された読切短編である。
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『少女』 1955年(昭和30年)11月号

昭和30年代初頭の『少女』の漫画は男性漫画家によるものが中心であった。本誌掲載の「白ゆり行進曲」横山光輝は1955年7月号に連載が開始されると読者の支持を得て瞬く間に『少女』の看板作品になった。極めて少ない藤子不二雄の少女漫画「母を呼ぶ歌」掲載
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『少年』1964年(昭和39年)7月号

『少年画報』と並ぶ少年月刊誌のトップランナー『少 年』。連載まんがの魅力で勝負の『少年画報』に対し、「鉄人28号」「鉄腕アトム」の2大ロボットまんがに加えて、読み物と組み立てふろくも充実しており、少年雑誌の王者に相応しい編集内容であった。この年の秋に第18回東京オリンピックが開催されることもあり、グラビアと読み物にオリンピックを取り上げている。
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「マタンゴ」石森章太郎(石ノ森章太郎)

『少年』1963年(昭和38年)9月号 本作は1963年8月11日に公開された日本の特撮ホラー映画「マタンゴ」のコミックである。今日でもSFやホラー映画マニアの間で語り継がれる作品である。また、カルト映画の1つとしても知られている。
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「谷にきえた久美」松本あきら(松本零士)

谷にきえた久美作:松本あきら(松本零士)『少女』1959年(昭和34年)11月号付録「可奈ちゃーん」併録事故や病気で不幸な死にかたをした人の魂が幽霊になって住みついているという「まよいの谷」に誘いこまれる少女!併録作品「星からの合図だ!」構...
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『少年ブック』1960年(昭和35年)2月号

少年ブック 1960年(昭和35年)2月号 既刊の『おもしろブック』をこの年の1月号から『少年ブック』に改題。2号目になる『少年ブック』である。読み物に柴田錬三郎、山川惣治、劇画家植木金矢の大家を揃えているが、三十年代前半、読み物中心の編集内容だった時代の輝きは失われつつある。漫画作品は横山光輝「レッドマスク」の掲載があるものの、堀江卓と貝塚ひろしが共に2作品を描いており、有力な漫画家の獲得に苦戦していることが窺える。注目は「シャッター小僧」、荘司としお19歳時の作品である。
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『なかよし』1966年(昭和41年)1月号

巻頭まんがは牧美也子の「花のコーラス」。牧美也子作品の魅力はカラーページの美しさにもあり、物語の運びとは別に挿入されるイラストは少女雑誌独自のものであった。新連載が2作品で、望月あきら「ジュリエッタ」、松尾美保子「ガラスのバレーシューズ」、超長期連載手塚治虫「リボンの騎士」の掲載もある。